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安心を届ける現場から ~防災製品普及活動事例~

皆さん、こんにちは!包装資材事業部の川口正訓です。
前回は、当社が扱う防災製品の「ダンボール製簡易トイレ ダンレット」と「災害用簡易マット エアーマット」についてご紹介しました。

https://blog.hatena.ne.jp/fujimokunetshop/fujimokunetshop.hatenablog.com/edit?entry=6802418398562200870

今回は「防災製品を社会にどう普及させていくか」について、実際の事例を交えてお伝えします。

台風 15 号の被災者の方へ「ダンレット」寄贈

2022 9 月の台風 15 号により、隣町である静岡市清水区で最大で約 6 3,000 戸が断水の影響を受けるといった被害が出ました。私たちもこの状況を知り、「何か少しでも力になりたい」という思いから 、防災用品「ダンレット」を被災地の方々へ寄贈 させていただきました。

ご使用いただいた方々から「不安な生活から、安心が生まれた」、「断水で一番困っていたトイレ問題が解決した」、「緊急時に直面した中、すぐに使用できた、常に備えておくべきと感じた」、等多くの声を頂戴し 、私たち自身も防災に対する意識向上の機会と なりました。少しでも皆様のお力になれたなら、これ以上の喜びはありません。

実はこの製品、耐荷重200kg以上且つ収納に便利な折り畳み式のダンボール専門家による高度な設計技術 と、静岡地域の防災意識から生まれたものです。当社はもともと梱包資材の設計・製造を行っていましたが、先ほどの優れた包装設計を持つダンボール専門家の入社をきっかけに 「社会に役立つ自社製品を作ろう」と考えるようになりました。

 

静岡県は、他県に比べて防災意識の高い地域です。具体的に被災した時の不安では「トイレ」に関心が高く、その声をきかっけに当社は防災用トイレの商品化の試作を開始しました。

「何かあってからでは遅い。今できる準備を」。これが地域の防災訓練や展示会へ参加して、お伝えしたい私たちの想いです。

日常にも使えるダンボール製品は小さいお子さんからご高齢の方にとっても身近に感じてもらいやすい商材だと思います。

それに触れ合っていただく時に交わす言葉で、防災意識が高まり少しでも安心につながれば幸いです。