ものづくりを支える「釘」と「ネジ」の違いと使い分け
こんにちは。包装資材事業部です。
今回は、弊社で製品を作る際に使用している「釘」と「ネジ」についてお話しいたします。
弊社では主に釘打ち機(ネイラ)を使い、基本となる「スクリュー釘」と「丸釘」の2種類をメインに使用しています。
1.スクリュー釘
用途:板材を角材に接合するとき
特徴:胴の部分にネジのような螺旋状の溝が切られています。
メリット:通常の丸釘と比べて約1.3倍の高い保持力(引抜強度)を持ちます。
デメリット:抜けにくい反面、万が一失敗して引き抜くと木材を傷めやすい性質があります。
● こんなケースに最適!
・大量に打ち込むとき:大量生産が必要なパレット・梱包用木箱の組立などスピード重視の作業で使用しています。一般的には建築で手間と時間がかかる床下地の施工にて使用されます。
・手間を省きたいとき:ネジとは異なり「下穴を開ける手間」を省けるため、手軽にどんどん固定できます。
2.丸釘
用途:薄い板同士や、合板を接合するとき
特徴:最も一般的で、広く普及している釘です。
メリット:横方向からの力(せん断力)に強く、曲がりにくく折れにくいのが特長です。
3.ネジ(木ネジ・タッピングネジ)
釘に比べてさらに高い保持力を持ち、ネジ頭の溝を使って「後からきれいに引き抜ける(分解できる)」のが釘との大きな違いです。
①木ネジ(コーススレッドなど)
特徴:木材の締結専用のネジです。スクリュー釘よりも深くしっかり食い込むため保持力が非常に高いです。
釘との違い:釘のようにそのまま打ち込むと木が割れてしまうため、あらかじめ「下穴」を開けてから使用することで、よりスムーズに打ち込めるようになります。
密着の秘密:頭の下(首下)の約3分の1程度にネジが切られていない「無ネジ部」があります。
これが丸釘やスクリュー釘にはない特徴で、木材同士をグッと強く引き付けて隙間なく密着させます。
②タッピングネジ
特徴:下穴を開けた金属や樹脂に、自らねじ山を作りながら締め付けるネジです。
先端から頭まで全体にネジが切られています(全ネジ)。頭部の形状が丸みを帯びています。
釘との違い:丸釘や木ネジは硬い金属などには使えませんが、タッピングネジは硬い相手に自分でねじ山を切りながら進むため、全体に焼き入れ(硬くする処理)をして非常に高い強度を持たせています。
● 皿タッピングネジ(頭部の形状平ら)はこんなケースに最適!
・強度を最優先したいとき:丸釘やスクリュー釘では耐えられない、振動や荷重がかかる家具の組み立てなど
・後で分解・取り外しをしたいとき:一度打つと抜くのが難しい釘とは違い、メンテナンスで開閉する
カバーや、引っ越しで解体する家具などに重宝します。
・見た目を美しく平らに仕上げたいとき:ネジの頭部を表面から飛び出させたくない場所
弊社では用途に合わせて最適な資材を選ぶことで、頑丈で美しい製品づくりを行っています!
商品に関するお問い合わせ・ご注文
富士木材株式会社
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