NEWS & BLOG

部署紹介:木材工場について②

皆さまこんにちは!包装資材事業部です!

5月のブログでは、フジモクの木材工場がどんなところなのか、仕事の内容はどんなことかをご紹介いたしました。

木材工場について①:https://www.ipac-fujimoku.co.jp/fjmkwp/blog20260520/

物流や輸送の現場で欠かすことのできない「木製パレット」や「木箱」。

丈夫で長持ちする製品を作るためには、多くの重要な工程があります。

今回は、そんな当社の「木製パレット」や「木箱」といった木製梱包材製品ができるまでの流れをご紹介いたします。

 

1.材料の受け入れ

当社の製品は、主にカラマツやトドマツ、杉といった針葉樹を使用しています。これらの木材は、丸太から製材された状態のものを仕入れています。

入荷した材料は樹種や寸法が様々なため、用途に応じて仕分けし、各工程で使用します。

 

2.防カビ処理 ※冬のみ

当社で仕入れている材料は、基本は防カビ処理を施された状態で入荷されます。

しかし、12月~3月に入荷する材料はその処理がされていません。

そのため、この期間に仕入れる材料は、入荷後に当社にて専用の薬を塗布して防カビ処理を行います。

 

3.材料の乾燥

仕入れた材料を「桟入れ(さんいれ)」という方法で乾燥させます。

「桟入れ」とは、木材と木材の間に「桟」と呼ばれる細い棒状の木材を挟んで積み重ねていく作業のことです。

これにより、木材の全ての面に風が通る隙間を作り、効率的かつ均一に乾燥させることができます。

 

木材は自然由来の材料であり、伐採後も内部に多くの水分を含んでいます。そのため、十分に乾燥させずに使用すると、製造過程や完成後に反りや割れなどの変形が起こりやすくなってしまうんです。さらに、菌やカビが繁殖して腐敗の原因にもなります。

この対策が、木材を適切に乾燥させることです。これにより、木材の性質や品質を安定させることにつながります。さらに強度や耐久性も向上するため、とても重要な工程となっています。

 

4.材料のカット

「カットソー」という機械を使用して、材料を製品に必要な部材の寸法にカットしていきます。

当社では、薄い板材と厚い角材で使用する機械が分かれています。

 

(写真左:板材をカット、右:角材をカット)

 

また、当社ではベニヤのカットも行っています。

「カット」工程では寸法精度が重要で、わずかな誤差でも組立不良につながるため、正確な加工が求められます。

 

5.部材加工

製品によってはカットした部材をさらに加工する場合があり、用途によってその方法は様々です。

・穴あけ加工

木材に穴を開ける加工です。取り付けるドリルによって、穴の大きさを変えることができます。

・溝切加工

木材に一定の幅や深さの溝を掘る加工です。梱包の際に、PPバンドを巻くための溝を作るために使用します。

R加工

材料の角に丸みをもたせる加工です。Rは半径(Radius)を意味しています。

写真は「R桁加工」といい、二方差しパレットの桁部分をくり抜くことで、四方差しパレットとしても使用可能になります。

・テーパー加工

パレットのフォークリフトの爪の差し口の角を、斜めに削り落とす(傾斜をつける)加工 です。

フォークリフトの爪の抜き差しをスムーズにし、木材の角割れを防ぐために行われます。

・三軸加工

パレットの桁部分を、3ヶ所同時に切り落とすことができます。

ShopBot

コンピューターに入力した設計データに合わせて自動で加工ができる機械です。

複雑な加工や木工品の製作に使用しています。

 

6.打ち立て

部材が揃ったらいよいよ組立工程へ進みます。

当社では、多いときには1日に500台以上のパレットや木箱を打ち立てています

材料を並べ、釘を打ち、ひっくり返し…と打ち立ての中でも作業手順は多く、製品は重量があるため、基本21組で作業を進めていきます。

テンポよく釘を打っていく様子は見ていてとても気持ちが良いものです。見ると簡単そうなのに、狙った場所に真っ直ぐ釘を打つのは実は難しく、まさに職人技です!

お客様の要望に合わせて設計されているので、仕様書を細かく確認し、11台丁寧に組み立てていきます。

 

7.熱処理

木製パレットや木箱には、「熱処理」が必要になる場合があります。

これは輸出用の梱包材で、害虫や病害虫を海外へ持ち込まないための国際基準に基づく処理です。

80度以上の温度で4時間以上の熱処理を行い、処理済み製品には専用のスタンプが押され、輸出可能な状態となります。

 

8.検品・出荷

完成した製品は、お客様が安心して使用できるように最終検品を行い出荷されます。

寸法確認 、割れやガタつきがないか、釘が浮いたり飛び出したりしていないか、カビや変色などがないか外観チェックなど…

木製梱包材の検品作業は確認項目が多いため、各工程でも小まめなチェックを欠かさず行っています。

 

1本の木が製品としてお客様のもとへ届くまでには、多くの工程と職人の技術が関わっています。

そしてその11つの工程で品質へのこだわりが積み重ねられているのです。

私たちはこれからも、木材の持つ魅力を最大限に活かし、高品質な製品づくりに取り組んでまいります。

木製品に関するご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

商品に関するお問い合わせ・ご注文

富士木材株式会社

TEL0545-36-1188

お問い合わせフォーム:https://www.ipac-fujimoku.co.jp/fjmkwp/contact/

 

[公式サイトはこちら]

会社HP:https://www.ipac-fujimoku.co.jp/fjmkwp/

フジモクネットショップ:https://www.coronet-webshop.com/